はじめに   




 3月に入って朝晩は幾分過ごしやすくなったけれども、日中はまだまだ暑い日差しが照りつけるリマ。
 
 クリスマスを境に長い夏休みに入っていた子供たちも、そろそろ学校へ通い始めるこの季節、路上にみかける働く子供たちの姿も若干少なくなってきた。
 
 夏休みの間中、知り合いの商店に泊まり込んで海賊版のDVDを売っていたハイロも、家に戻って学校の準備を始めている。

 お父さんと一緒に大八車を押しながら、近くの路地まで毎晩焼き鳥を売りに出かけるマリアは、髪の毛を染めたり口紅ぬったりして最近妙に色気づいてきたけれども、今年はちゃんと学校に通うんだろうか?

 中学校での勉強を途中で投げ出して、三輪タクシーの整備工場でしばらく働いていたエラスモは, 今年から学校へ通いなおすと言っている。


 子供が働く必要のない社会が理想だとは思えないけど、ペルーの子供たちを取り巻く生活環境も、決して好ましいとは言えない状況にある。

 実質3名のスタッフでスタートしたばかりのクシ・プンクには、子供たちに何かをしてあげられるような力はまだない。もしかしたら、これからもないかもしれない。

 子供たちのことを分かっているつもりで、本当のところは何もわかっていない僕たちが、クシ・プンクの活動を自己満足や偽善で終わらせてしまわないためにも、子供たちの声を正確に伝えていく作業を怠ることなく続けていきたいと思う。

 
 
                                        (輔)

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by cussipunku | 2009-03-07 00:42 | 全般

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